第3文明 3月号より  
 社会で光る

  大きな目的へ尽力しても理解されず、かえって反発されることがあります。
 しかし、誠実な努力は必ず時期を得て報われます。
  苦難は、毅然と腹が決まれば他人がどうするかなど関係ない。
わが道を堂々といけば、どんな障害も打ち破り、必ず守られます。
 
                     
 
新しい共同体を建設するための”生き方”としての宗教が求められている。
山形 孝夫/宗教人類学者

 自分自身の生き方を通して人々に新しい希望と勇気を与えていく力が、宗教者に求められている
のではないか。
震災を通して明らかになったのは、宗教とは単なる「安心立命」ではなく未来に向う「生き方」だということです。

未来に向かってどのように人生を切り開いていくのかを、自分自身の生き方を通して人々に示していく。それが、宗教者の使命です。
人々の悲しみを抱き抱えながら、死者とともに一緒に新しい共同体を建設していかねばなりません。
それこそが「復興」なのです。

聖職者を中心とした従来の宗教のあり方からは離れ,よりよい共同体を建設していくための社会性と政治性の感性を研ぎ澄ましていかねけれなりません。

 私は日頃、創価学会はこの第三の宗教改革を見事に成し遂げつつある宗教運動だと考えています。
個々人が宗教性を持ち、よき市民として生きつつしかも積極的に政治的感性を高めながら、
権力にからめ取られることなく、共同体を創り出していこうとしている。その実行力は貴重です。
 今回の震災を通し、それぞれの宗教が新しい共同体の創出のにどのような役割を果していくことが
出来るのか、時間の経過の中それが浮き彫りになってくるような気がします。